設計書とコードをAIでマッピングする「spec-code-ai-mapper」をオープンソースとして公開
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株式会社エルブズ(本社:東京渋谷区渋谷2-9-8、以下 当社)は、オープンソースソフトウェア(OSS)として、設計書とコードをAIでマッピングし、トレーサビリティ(追跡可能性)を可視化するWebアプリケーション「spec-code-ai-mapper」を公開したことをお知らせします。
本ツールは、当社が展開する開発支援AI「IXV(イクシブ)」の開発過程で生まれた実用ツールであり、OSS公開の第九弾となります。
spec-code-ai-mapper とは
spec-code-ai-mapperは、Excel形式やMarkdown形式の設計書とプログラムコードを入力として、AIを用いて両者の対応関係を自動マッピングし、トレーサビリティマトリクスとして可視化するWebアプリケーションです。
大規模開発プロジェクトにおいて、仕様が正しくコードに実装されているか、コード変更がどの設計書セクションに影響するかを瞬時に把握できます。
主な機能・特徴
- トレーサビリティマトリクス生成
設計書のセクションとコードのシンボル(クラス・メソッド)の対応関係を、AIの判断理由とともに一覧表示 - Markdown形式でのエクスポート
マッピング結果を表形式で出力し、プロジェクトのトレーサビリティドキュメントとして活用可能 - 設計書・コードの変換機能
Excel/Markdownの変換、コードへの行番号付与を内蔵 - 意味的分割機能
大規模ファイルを章・関数単位で分割し、LLMのトークン制限内で精緻なマッピングを実現 - 3つのマッピング方式
標準・厳密・詳細の3方式から、プロジェクトのトレーサビリティ管理方針に応じて選択可能
利用シーン
- 設計書とコードのトレーサビリティ管理
- コード変更時の設計書への影響分析
- 設計と実装の整合性をAIで管理
- 品質管理プロセスの効率化
特に、Excel設計書とソースコードの対応関係を明確にしたい開発現場での活用を想定しています。
開発の裏側:IXVから生まれたOSS
本ツールは、当社が開発中の開発支援AI「IXV(イクシブ)」において、「設計書とコードの対応関係をAIにどのように理解させ、トレーサビリティを自動化できるか」という検証テーマから生まれました。
単純な行単位の対応ではなく、設計書の章構造とコードのAST(抽象構文木)を解析し、意味的な単位でマッピングすることで、高精度なトレーサビリティ管理を実現しています。その成果の一部を切り出し、OSSとして公開しています。
ライセンス・公開情報
- プロジェクト名:spec-code-ai-mapper
- ライセンス:MIT License
- 対応環境:Python 3.10以上、Node.js 18以上
- 対応言語:Java、Python
- 公開先:GitHub(🔗 spec-code-ai-mapper)
今後について
当社では今後も、開発支援AI「IXV(イクシブ)」の研究・開発過程で生まれた実用性のあるツールを、OSSとして継続的に公開していく予定です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社エルブズ
お問い合わせ先メールアドレス:info@elvez.co.jp